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猫又小判日記

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夢、おもうままに・・・

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その406 姫竹

主人の親友が、姫竹を採ってたくさん送ってくれた。

その親友と主人とは、大学時代の学友で、

亡きかまやつひろし氏の名曲、「我が良き友よ」に出て来るような、

男っぽい、飾り気のない、さっぱりした人物だ。

遠方の、山の近くに住んでおり、

子どもの頃から山や川には親しんで大きくなったらしい。

山菜取りはお手の物で、

熊などは「蹴っ飛ばせば逃げていく」と豪語していたらしい。

いまは歳なりに、そろそろ気をつけてはいるだろうが。

主人との婚約時代、やっぱりその親友が、

ひとり居の主人宅に姫竹を送ってくれたことがある、

電話すると主人は「いまたけのこを煮ているんだ」と言う。

「あく抜きしたの?」と知ったかぶりをして聞くと、

「してない」と言う。

「えぐくなかった?」と聞くと、「えぐくなかった」と答える。

今、ネットの知識によっていえば、

姫竹はあまりアクがなく、アクを抜かなくても食べられるとのことだ。

結婚してしばらくして、新居に山のような山菜が送られてきた。

「なんとかして食ってくれ」と親友氏のメッセージが付いている。

ざっかけない、男らしいプレゼントだった。

何度か山菜、おもに姫竹を送ってくれたが、

今年は私が下処理、料理、お酒の調達にと奮戦した。

作ったのはふた品。

姫竹と鶏の煮ものと、姫竹とわかめの味噌汁。

他に、山ウドも入っていたので、それは酢味噌あえにしようと思っている。

昨日は、そういうわけでにわかなプレゼントのおかげで、

姫竹料理で、雪中梅を楽しんだ。

O君、本当にありがとう。

写真は水煮にした段階の姫竹。

その406 姫竹_c0244224_18072642.jpg





by miketa1025 | 2017-06-21 18:07 | Comments(0)

by 石井綾乃