その486 主人の怪我
主人から「怪我しちゃってさ~」と、私を心配させないように、
さりげなく電話があったのは、昨日の昼ごろのことだった。
会社の重要事を考えていて、うっかり道路の縁石に足を取られて転んだらしい。
近くの外科に行ってきたと言う。
自撮りした写真が送られてきた。
顔しか映っていなかったが、右頬いっぱいに絆創膏が貼られ、
右目は内出血して紫色になった皮膚でふさがりそうになっている。
病院で処置していただき、抗生物質と痛み止めをもらえたらしい。
昨夜は主人が帰ってきたころは、私はもう寝かけていたので、
今朝、じっくりと主人の怪我の様子を見た。
ビックリ!大怪我とは言わないが、かなりの怪我である。
右手のひらでまず倒れた身体を支え、手を怪我し、
腕もこすって、最後に顔を地面で擦ってしまったらしい。
ものものしい包帯。
怪我をしたのが効き手なので、お箸を持つのも辛いらしい。
今日の昼食は、スプーンでも食べられるカツカレー。(店屋物である)
夜も、スプーンで食べられる料理、のリクエストだ。
でも、ツイているのだ。
ひどい怪我ではあるが、塾の授業には差し障りがない。
また、運が悪ければ、車道に投げ出されたので、
車に轢かれていてもおかしくはない。
骨折もしていない。
また、楽しみにしていた日帰り温泉旅行には、まだ間があるので、
なんとか行けそうだ。
夕食は玉子とトマトときくらげの炒め物を作るつもりだ。
スプーンで食べられる。
怪我でも病気でもそうだが、特効薬は睡眠だ。
主人にはぐっすり眠ってもらいたい。
早く良くなってほしい。