その485 水泳、基礎の基礎
スイム(水泳)のクラスは、3人が上のクラスに昇級したこともあり、
私の出ているクラスは、コーチ1人に対して、生徒が2人に留まる。
だから、ほとんど個別指導の様相だ。
じっくりコーチと向き合う時間が持てて、ラッキーである。
しかし、そのぶん私の泳力のなさはバレバレになってしまったので、
レッスンのメニューは基礎の基礎からになった。
ビート板を使ってバタ足呼吸、
バタ足で、手だけ平泳ぎのように掻く練習、
クロールのレッスンまで行かず、呼吸の基礎を徹底的に教わった。
背泳ぎは気を付けキックに続いて、
肘から下に、手の平で水を押す練習。
最後にストロークを付けたが、それは無惨な出来だった。
私は金曜のレッスンのあと、落ち込んでしまった。
基礎の基礎からやっていただくのは誠に有難い。
しかし、振り出しに戻ってしまった気がして、
なんて進歩がないのだろうと、がっかりしてしまったのだ。
基礎を習っているのだから、
今までの誤ったフォームでのレッスンは、リセットしなければならない。
頭では理解できるのだが、2年近く泳いでいるのに、
なんで?と悲しくなってしまうのだ。
でも、水泳はやめないと思う。
太極拳は12年、きくち体操は自宅で2年やった。
でも、一番楽しいと感じられるのは、やっぱり水泳だ。
こうなったら、基礎の基礎を徹底して身に着けて、
25メートル完泳を目指そうではないか。
今までで、一番私の泳力に寄り添って指導して下さるコーチだ。
付いていこう、と固く心に決めた。